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先日天候に左右されない美術館に足を運んできました。

東京都現代美術館の展覧会「あそびのじかん」です！


タイトルの通り、今回ズバリ“遊び”をテーマにした展覧会。

6組の作家による“遊び”に満ちた作品が用意してあり、

触ることのできる作品やゲームのようなものなど、大人も一緒に楽しめる体験型コンテンツ。

自分は体験型のアート作品がとても好きで、よく芸術祭に行くのですが、

とても刺激を受けた作品が多く、満足な１日でした！


展示室に入り、まず最初に見えてくる作品が開発好明さんによる《受験の壁》という作品

高く積み上げられたどこの家にでもある様なタンス、

そのところどころにはボルダリング用の取っ手が付けられています。

こちらの作品、実際に登ることが出来ますが、安全上の理由で登れるのはタンスの1段目まで。

開発さんの作品は千葉でも新潟でも、いつも楽しませてもらっているので、

今回もさすがっと言ったところで。この先の迷路も仕掛け満載で、楽しまさせて頂きました。

さて、迷路を抜けて続いて目に飛び込んできたのは、野村和弘さんの《笑う祭壇》という作品

こちらの作品、白い枠線の外からカラフルの筒の上の台座目掛けてボタンを投げて

置くという体験型の作品。

なんですけど、いくつボタンを投げても投げても、その上に見事乗る気配はなく、

とても乗っかるとは思えない・・・。

それでも自分で手に取った無数のボタンを目標に向かって投げる行為。

そんなシンプルで、やろうと思えば家でもできる。そんな作品です。

床一面に広がった色んなボタンは二度と見ることのない、アートそのもの。

参加型ってまさにこれだ、と思わされた作品でした。


続いてご紹介する作品はタノタイガさんによる《タノニマス》

という展示室の壁いっぱいにかけられたお面。

この世に一つとないオリジナルお面をワークショップで作り、展示することができます。

展示室の中央では一生懸命にお面に絵を描いたり、くっつけたり、想い想いの製作をする皆さん。

しかもこれらのお面は実際に手に取って装着することも出来ます。

実際に遊んだり、制作したり出来る点が今回の展覧会の大きな特徴ですね。

秋本番のこれからの時期、美術館にぜひ足を運んで見て、感じて、触れて見てください！

友野